麻酔をする?しない?の選択

8月もあっという間に過ぎ、もう9月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

夏の暑さが残る毎日である一方で、大雨に見舞われた地域の方々もあり、不安定な天候から、穏やかな日差しの天気にならないかと、本当に祈る毎日です。

うちの犬たちも、雨でなかなか散歩に行けない日々に、手持ち無沙汰な表情をしていますが、部屋の中でボール遊びや、家の中全体を使ってノーズワークをしたりと、工夫しながら犬たちの運動代わりも兼ねて関わったりしています。


さて、先日の日曜日、愛知県西尾市の飼い主さまから、歯石除去ケアの依頼があり、片道1時間半かけてご自宅に伺い、ケアをさせて頂きました。
僕がお世話になっている、保護犬団体を通じて無麻酔で歯石除去ケアをすることを知って連絡して下さり、出張訪問をさせて頂き、2頭のチワワのワンちゃんのケアを行いましたが、飼い主さまのお話の中で、印象に残った話がありました。

それは、飼い主さまが話の中で特におっしゃっていたことなのですが、

「なかなか口を触ることも出来ないし、犬も怒るし、また、病気で外科的手術がどうしても必要ならいざ知らず、口の中の歯石を取るためだけに麻酔することは、リスクを考えると、どうしても抵抗があるんです。」

という言葉でした。
また、同じ日の夕方に、愛知県豊橋市でコーギーのワンちゃんの歯石除去ケアをさせて頂いたのですが、飼い主さまとの話の中でも、

「うちの犬は慢性疾患があって、麻酔をすることが出来ない状態なので、獣医師さんからも口腔内のケアをしたくても出来ないかな、と言われ、もう諦めかけてたところに、ベスティーズさんを見つけて、とにかく連絡してみました。」

とのお話がありました。
今回の出張訪問でお二方の飼い主さまとの話を聞きながら、僕自身特に感じたことは、口腔内のケアにしても、他のことにしても、ワンちゃんたちの年齢や体調、また疾病の有無によっては、麻酔をする形でのケアが物理的に出来ないワンちゃんがあったり、また飼い主さまが麻酔のリスクに対する抵抗感があって、でもそれの代替えとなる方法を知らなかった、といった、いわゆる

「口腔内ケアをするに当たって、その方法を選択することが出来ない閉塞感」

を感じてる飼い主さまが、たくさんいらっしゃるんだ、ということでした。


以前の記事にも書いたかと思いますが、僕自身は獣医師による「治療」としての口腔内ケアは、ワンちゃんの口の中の状態によっては、必要なことだと認識してますし、獣医師の「治療」としてのアプローチ無くして、様々な疾病やその状況には全て対応は出来ないと思っています。

ただ、先ほども書いた通り、口腔内ケアをすることに対して、ワンちゃんの多種多様な状態があることを思うと、口腔内ケアの方法自体に「選択肢がない」という状況にならないための、選択肢ができるひとつの口腔内ケアの方法としての

「無麻酔で歯石除去ケアをする」

というのは、ワンちゃんや飼い主さまにとっても、意味ある選択肢に成りうる口腔内ケアのひとつかな、と思っています。

そして、選択する「幅」があることで、ワンちゃんたちの健康を守ることに繋がるのであれば、僕自身が行っている口腔内ケアのアプローチ方法は、ワンちゃんたちや、飼い主さまにとっても、より意味あるものになるのかな、と思ったりしています。

口腔内ケアのアプローチに選択できること、、、

この事に、意義と意味をしっかり感じ取りながら、これからも真摯な姿勢で、ワンちゃんたちと、飼い主さまと向き合いながら、ひとつでもたくさんのワンちゃんたちの健康を守る為の活動をし続けて行きたいと強く願っています。





BESTIES(PET ORAL CARE)

ワンちゃんの口腔ケア(麻酔をしない歯石除去ケア)のお店です。オールハンドで丁寧なケアを心がけてます。

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